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Dissertation提出!
先月後半はdissertation(修士論文)の大詰めに入ったためにブログを書く時間がなかなか取れず、すっかり間が空いてしまいました。ようやく、一年間の修士課程の集大成とも言えるdissertationを提出し、これで全ての課題・試験等が終了したことになります。無事に提出できたという安堵感とともに、ものすごい達成感!(きちんと合格点が取れていれば、の話ですが…。)
以前の記事で、学期中のdissertationの進め方について書きましたが、今回は、6月の試験終了後から9月初旬の論文提出まで、要はdissertationオンリーとなる時期の取り組み方について総括してみようと思います。dissertationの進め方については、以前にも書いたように、プログラムによってまちまちですし、個人の差も大きいので、あくまで一つのケースとして、イメージを掴んでいただけると幸いです。

まず、dissertationには大きく分けて二つのパターンがあります。
①research based:一つ目は、自分でインタビューやアンケート調査等を行い、過去の文献や研究に対して批判的な考察を加えるというもの
②literature based:二つ目は、独自の調査は行わず、過去の文献や研究について分析・考察を行うというもの

修士論文ともなれば、①のように自分でリサーチを行う方がより望ましいと思われるのですが、そもそも一年間の修士課程で6月まで試験がある身としては、試験後の2ヶ月程度の間に自分でリサーチを行って分析して…という作業を行うのはなかなかハードルが高いです。(それを見越して、早めに準備を進めていたつもりですが、いざ本格的に取りかかってみると、きちんと詰めきれていなかったことが判明。)これもコースや語数や内容によって異なってきますが、私のコースの場合は、ガイドラインに①でも②でもどちらでもOKと明記されていたので、②の方法を採りました。感覚的には、15,000wordsレベルになると②だけでは字数が埋まらないような気がします。

それを前提として、具体的には次のような方法で進めました。


【学期中】
以前の記事にも書いたとおり、指導教官と月イチペースでミーティング。基礎となるアイディアをプロポーザルの形でまとめ、参考文献についてのアドバイスなどを受ける。最後のミーティングは3月で、その後は試験勉強に集中していたため、dissertationについてはほとんど取りかかれず。

【7月初旬】
・dissertation作業を再開。指導教官のアドバイス、授業のシラバスにあるリーディングリスト等を基に、ベースとなる参考文献を再度洗い出し。(この段階で、学期中にdissertation用に読んでいた文献量が全然足りていないことに気付き、焦る…。)
・文献を読み進め、referenceとして使えそうな部分を抜粋してまとめておく。日本語で簡単に要約を付記しておくと、後で見た時に分かりやすかったです。

【7月中旬】
・文献を読んでいくうちに、論文の骨格となるアイディアが固まる。(テーマはずっと以前から固まっていたのですが、どういう観点から論じるのかなかなか決めきれず、この段階でようやく論文のコアとなるresearch questionを絞り込むことができました。)
・その骨格を基に、論文全体の流れをざっと日本語で組み立てる。referenceが必要な部分については、上記のreferenceリストから引用。(※2,000語程度ならともかく、10,000語分の論理展開を英語オンリーで組み立てるのは私には難易度が高く、日本語で全体の流れを文章化したことにより、効率的に進められたと思います。ただ、私の場合はテーマが日本についてだったので、この方法が比較的マッチしていましたが、友達の中には「専門用語など全部英語でインプットしているので、日本語で論理展開する方が難しい」という人もいました。個人個人でベストな方法は違うのだと思います。)

【7月下旬】
・日本語ドラフトを基に、英語での執筆開始。
・指導教官が8月は夏休みでコンタクトが取れなくなるため、7月末にその時点でできていたイントロダクションのパートのみを指導教官にメールで送付。追加の参考文献などの有益なアドバイスのみならず、不適切な英語の表現まで修正してくれて、相変わらずの予想以上の熱心なご指導をいただきました。一部だけでも指導教官に見てもらい、内容についてのコメントをもらえたことは、精神的な安心材料になりました。

【8月中旬】
・第一稿が完成。proof readerに校正をお願いする。(プルーフリーディングは、特にノンネイティブにとっては重要ですが(英語表現が不適切であることにより、意味がうまく伝わらなかったりした場合には、その分点数を失うことになってしまうため)、サービスのスピード・価格・クオリティなどの観点から、誰(どこ)に依頼するかが一つの問題になります。私は幸いにも、出願段階から英語チェックをお願いしている方がエッセイの課題なども毎回熱心に見て下さっており、今回も依頼しました。LSEのLanguage Centreでもサービスがありますが、安さ・早さなどを求めて、アルバイトでプルーフリーディングをしている博士課程のネイティブの学生などに個人的なツテで依頼するようなケースもあるようです。)

【8月下旬】
・5日間ほどで第一稿のフィードバックをもらう。その後も2~3回やり取り。(通常のプルーフリーディング・サービスは、一回のみのやり取りなので、複数回やり取りできるのはかなり幸運でした。)
・締切前々日にようやく完成、前日に大学の近くのプリントショップで製本。大学に提出するのは2部ですが、せっかくなので一冊手元に欲しいなと思い、3部作成しました。

【9月初旬】
・製本した2部を大学に提出&オンラインでもアップロード。これにて提出完了!!
ちなみに、提出期限数日前から、図書館でプリンターが使えなくなったり、アップロードのサイトがリニューアルで見れなくなったり、トドメは締切前日にLSEのネットワークが完全にダウンして図書館やLSEの寮でネットが全く使えなくなるというトンデモナイ事態が発生していました。。いやはや、最後まで‘らしい’というか何というか。


ちなみに、修士論文のテーマは「日本の子どもの貧困問題について」。成績が返ってきたら(かつ無事に合格できていたら)、詳細な内容などについても改めてここでご紹介したいと思います。

私は結局夏休みはdissertationだけで提出期限ぎりぎりまでかかってしまいましたが、友人の中には、dissertationの傍らで2~3週間のサマースクールを履修し、さらに論文についても①のパターンでインタビュー等の調査を行っているケースもあったりして、時間の使い方の効率の良さに感心。ともあれ、これでLSEの修士課程はほぼ修了、10月からはブリストル大学の修士課程に進み、Public Policy(公共政策)を専攻する予定です。LSEの総括なども追々書いていきたいと思っているので、引き続きご覧いただけると幸いです。

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テーマ : 海外留学
ジャンル : 学校・教育

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nomuhisa

Author:nomuhisa
2010年8月より2年間、職場からの派遣により、英国に留学。2010年度は、LSEで社会政策(MSc in Social Policy and Planning)の修士課程を専攻。2011年度は、Bristol大学で公共政策(MSc in Public Policy)の修士課程を専攻。
英国の耳寄り情報があればぜひお願いします!

*主要な過去記事一覧は、「アーカイブ」からご覧いただけます。

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