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オランダ紀行②
オランダ紀行①の続きです。


【3日目:ハーグ→ライデン→キューケンホフ→アムステルダム】

午前中は、ハーグのマウリッツハウス王立美術館を見学。大きな美術館ではありませんが、フェルメールの有名な『真珠の耳飾りの少女』がここにあります。フェルメールが故郷デルフトを描いた『デルフトの眺望』も、前日に訪れたデルフトの町が思い出されて印象的でした。お昼前後には入口に行列ができるほどの人気ぶりだったので、訪れるのであれば朝イチや夕方がいいかもしれません。

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「北のモナリザ」とも称される、『真珠の耳飾りの少女』


お昼過ぎには、2連泊したハーグを発ち、ライデンに移動。ここに来るまで知らなかったのですが、実はこの街は日本と浅からぬ関係がありました。オランダ最古の大学・ライデン大学は、江戸時代の蘭学で有名な医師シーボルトの出身校で、彼が日本から追放されて帰国した際に持ち出した植物標本を使って、大学内の植物園に日本庭園が設けられているそうです。また、「出島通り」や「ニッポン通り」という名前の通りもあるらしく、意外な日本とのつながりに嬉しくなりました。さらにライデンは、オランダ美術の大家・レンブラントの生地でもあり、生家の近くにはモニュメントもありました。

伝統的なパンケーキのお店でランチ。一枚を二人で分けてちょうどいいくらいのビッグサイズです。

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ライデンからバスで20分くらいで、チューリップで有名なキューケンホフ公園にたどり着きます。ここはお花のシーズンのみの限定開園で、チューリップの見頃には若干早いくらいの時期でしたが、チューリップをはじめとして色とりどりの花が咲き乱れる光景は、まさにオランダのイメージそのものでした。

公園は、様々な品種を保存・公開する植物園のような印象で、公園内も良かったですが、公園の外に広がる一面のチューリップ畑が本当に素晴らしかったです。レンタサイクルショップで自転車を借り、どこまでも続くチューリップ畑の中を風を切って走らせる時間は忘れがたいものとなりました。

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公園の中の色とりどりのお花たち

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公園の外のチューリップ畑


ライデンに再びバスで戻り、いよいよ首都アムステルダム入り。到着したのはもう夜だったので、ライツェ広場にある「デ・ブラウェ・オランダ」という伝統的な家庭料理のお店で夜ご飯をいただいて、この日は終了でした。


【4日目:アムステルダム→ハーレム→アムステルダム】

朝一番で「アンネの家」へ。アンネ・フランクが第二次世界大戦中にナチスの目を逃れて隠れ住んでいた家で、昔読んだ『アンネの日記』に出てきた、書架の後ろの隠し扉や屋根裏部屋が、そのまま目の前にありました。光の入らない狭い家で、物音を立てないように息を潜めて暮らした2年間の中で、物を書くというのは彼女にとってどれほどの慰めになったことか。強制収容所から生還した父オットーは、娘の遺した日記を出版することによって、当時のナチスによるユダヤ人迫害の実態を広めるとともに、今も世界のあちこちで続いている不当な人権侵害や差別に対して訴えていきたいという思いを持っていたそうです。ドイツ人は、この小さな隠れ家を訪れて、どんな気持ちになるのでしょうか。

お昼頃には、近郊の街ハーレムに出かけました。ニューヨークのハーレムは、この街出身のオランダ移民によって名付けられたそうですが、そんな危険な雰囲気は全くなく(笑)、平和で穏やかな小さな街でした。

この街も例のごとく、教会や市庁舎が取り囲むマルクト広場一帯がシティセンターです。広場のカフェで、コロッケランチをいただきました。オランダのコロッケ(kroket)は、日本のコロッケの由来とも言われているそうで、衣が固かったり具があん味が強かったりと若干の違いはあるものの、懐しい日本のコロッケの味が嬉しくて、滞在中は実は毎日のようにコロッケを食べていました。何とコロッケの自動販売機(!)まであるくらい、オランダではコロッケは日常食のようです。

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街を散策していると、東洋人が珍しかったのか、通りすがりのおじさんが突然近隣の観光案内をしてくれて、「ここはユーロ導入前はオランダ通貨(ギルダー)の造幣局だった」とか「ここは古くから続く、貧しい女性のための住宅(養護院?)だよ」とか、言われなければ見落としそうなスポットを説明してくれてラッキーでした。

ハーレムを後にし、アムステルダムに戻ってからまず向かったのが、アムステルダム国立博物館。2012年末まで長期に渡り改装中とのことで、一部の主要な所蔵作品が限定的に展示されていました。フェルメールもやっぱり良かったし、世界三大名画と言われている(らしい。初めて知りました)レンブラント作『夜警』もここにあります。

カルファー通りにあるフードコート「ラ・パーシャ」で軽く夜ご飯を食べた後、アムステルダムの「裏の顔」が潜む"飾り窓地区(Red Light District)"へ。売春が合法のオランダならではの風俗街です。まだ明るい時間帯だったためか、通行人は冷やかしの観光客が多く、そんなに危険な雰囲気ではありませんでした。それでも、あちこちのお店で売春婦達が窓際に立って道行く男性にアピールしている姿は、かなり衝撃的。この地区には、オランダではこれまた合法の大麻を販売している「コーヒーショップ」も多々あります。(もちろん、お店の中には入っていません!)

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「コーヒーショップ」の看板


さらに、この日は22時までの延長開館の日だったので、ヴィンセント・ファン・ゴッホ美術館も駆け足で見て回りました。ゴッホの絵はこれまでもあちこちで見たことはありますが、ゴッホの画家人生を追って、時代ごとに作品を見ていくと、彼の希望や葛藤や精神不安が作品のうちに見て取れて、絵に込められた思いを感じることができました。ゴッホの色遣い、とても心惹かれました。

この日は盛り沢山の一日でした。このうち、アンネの家とゴッホ美術館は基本的に激混みなので、オンライン予約するか(アンネの家)、朝イチや閉館時間近くなど、行列が少なそうな時間を狙って行くと良いと思います。

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テーマ : 海外留学
ジャンル : 学校・教育

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コメント

フェルメール!
いいなぁ!欧州は博物館や美術館がたくさんあって、しかも無料で入れるところもあるし、目の保養だよね~。この前まで日本でもフェルメール展やってたよ☆
しかし積極的安楽死が認められているのも世界では確かオランダだけだったと思うけど、大麻や売春も合法なのか・・・。面積は小さな国だけど、国民一人一人が背負うべき自己責任は、かなり大きい国だよねぇ。。
また更新楽しみにしてるね~(^^)
コメントありがとうございます!
>yuripanさん
ロンドンの美術館・博物館は無料のところが多いけど、オランダは意外と入場料が高かったの…(^^;)フェルメールは残ってる作品数が少ないみたいだけど、それでフェルメール展やるってすごいね!オランダの政治思想の背景に興味が湧いてきました。いつも読んでくれてありがとね☆
うらやましぃ~★
単身で海外に行って勉強ってのはすごく大変だと思うからこういういいとこだけを取り上げるのは・・・と思うけど。
やっぱり率直に羨ましいです。
ヨーロッパは最近色々興味出てきて(おそっ)でも日本からだとフライト長いし。
こうやってお花の時期のオランダには当分いけないな。
また、色々いったらアップしてね。
楽しみにしてます。
コメントありがとうございます!
>なみさん
そうなの、留学は楽しいことばかりじゃなくて、むしろ普段の生活は地味だし、日本にいた時には想像もしていなかったような大変なことも多いんだけど、そういう側面も汲み取ってもらってありがたいです。ブログだと比較的楽しい部分が中心になってしまうのでi-201
日本からだと、お花の時期に来るにはGWが狙い目かな~と思います。いつかヨーロッパに来る時に、ブログの記事が参考になると嬉しいですi-178
プロフィール

nomuhisa

Author:nomuhisa
2010年8月より2年間、職場からの派遣により、英国に留学。2010年度は、LSEで社会政策(MSc in Social Policy and Planning)の修士課程を専攻。2011年度は、Bristol大学で公共政策(MSc in Public Policy)の修士課程を専攻。
英国の耳寄り情報があればぜひお願いします!

*主要な過去記事一覧は、「アーカイブ」からご覧いただけます。

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