<<10  2017/11  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  12>>
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
LSEでの支援活動
震災発生から一週間が経過し、徐々に被害状況が明らかになってきて、被災地の凄惨な姿に呆然とするとともに、今週は特に原発問題が海外でも大きな注目を集めており、刻一刻と伝えられる報道から目が離せませんでした。

1000年に一度とも言われる大災害による国家の非常事態に、遠い海外にいてニュースで状況を見ているしかないのが何とも歯がゆく、そんな思いを抱えた留学生達が集まって、様々な支援活動の輪が広がった一週間でもありました。LSEにも多くの日本人が留学していることから、Japan Society(大学公認のサークル)と連携しながら、以下のように比較的早期から活発に活動が始まりました。


*14日(月):折り鶴ワークショップ
翌日からの街頭募金に先立ち、募金してくれた人にお礼として配る折り鶴を作るイベントを開催。折り鶴に込められた意味を説明しながら、来てくれた外国人と一緒に鶴を折りました。ほとんど周知期間がなかったにも関わらず、キャンパス内外から250人以上もの人が集まってくれて、驚くほどの大盛況ぶり。facebookの威力を実感しました。多くの外国人が、慣れない手付きで被災地の方への思いを込めて鶴を折ってくれる姿に、心からの「ありがとう」を伝えたかったです。イベントの様子はネットニュースにも流れました。

*15日(火)~18日(金):街頭募金
大学内のメインストリートにブースを設置。多くの学生が足を止めてくれて、被災地の状況を気遣ってくれたり、力強い激励の言葉をかけてくれたりして、その優しさが非常に嬉しいとともに、今回の震災に対する注目度の高さを改めて実感しました。折り鶴ワークショップで作ってもらった折り鶴を、赤い羽根募金のように募金してくれた人の胸につけさせてもらったのですが、これがかなり好感触で、「とてもきれいね」と喜んでもらえたので良かったです。街頭募金の様子はBBCで報道されました。

*17日(木):啓蒙イベント
海外では原発のことばかりに注目されていて、被災地の本当の姿がなかなか伝わらない、そもそも地震のない英国では、地震や津波がどのようなものかのイメージも掴みにくいということで、日本の過去の地震の経験や、今回の被災地の写真や報道されない様々なエピソードを伝えるという趣旨のイベントを開催しました。プログラムは、①LSEの英国人教授(日本の近代経済史が専門)による、関東大震災や阪神淡路大震災後の経済復興についてのレクチャー、②阪神大震災の被災者(LSE留学生)による体験談、③今回の震災の被災地の写真や様々なエピソード集、という3部構成。周知期間が短かったにも関わらず、100人くらい集まってくれたのではないでしょうか。終了後に緑茶と日本のお菓子(カステラ)をふるまったのですが、これも好評でした。

ちなみに、この一週間の活動をまとめた映像が、こちらからご覧いただけます。
(みんなが着ているハッピは、大使館のご厚意で借りたものですが、こんな時にハッピとは不謹慎ではないかというご批判の向きもあると思います。ただ、当たり前ながらみんなお祭り気分などで活動しているわけではないですし、ユニフォーム的な物を着て、外の人から分かりやすくする、ブースで目立ちやすくする、さらには私達の団結力を高めるという意味で、かなり効果は高かったと個人的には感じています。)


こうした活動の他にも、「海外からも日本のことを応援しているよ」というメッセージを伝えたいとの思いから、facebookに'We are with Japan'というページを設け、日本人・外国人を問わず多くの方にメッセージを書き込んでもらっています。さらに、twitterのハッシュタグ(#WeAreWithJapan)からも書き込みが可能となっているので、facebookやtwitterのアカウントをお持ちの方は、ぜひ被災地の方への応援メッセージを残していただければと思います。

募金による金銭的な支援のみならず、海外での活動ぶりが、被災地の方、また落ち着かない日々を過ごしている被災地以外の日本全国の方々にとって少しでも励みになればとの思いがあるのですが、こちらでの活動を広くお伝えするには、やはりメディアで報道されることが効果的であることから、多くのマスコミに働きかけたところ、上記のとおりメディアでの露出度もかなり高くなりました。(リンクを貼った以外にも日本・英国内でいくつかメディアに取り上げてもらっています)。メディアをうまく活用するという点からも、今回の活動は参考になりました。

海外の留学生による支援活動は、他の各大学でも様々に企画されており、英国内のみならずアメリカなどの大学も含めたメーリングリストが立ち上がって活発に情報交換が行われるなど、支援活動の輪は大きく広がりつつあります。国の一大事を受けての驚くほどの団結力の強さに、日本の底力を感じました。


阪神淡路大震災の時には、まだネットもメールも携帯も現在のようには普及しておらず、ひたすらテレビと新聞で情報を追っていた記憶があるのですが、あれからたった16年で、海外にいてもリアルタイムでほぼ全ての情報が入ってくるようになり、時代の移り変わりを感じています。地震で携帯や固定電話が通じにくくなる中で、twitterを通して必要な救援物資などの情報が伝えられたり、こうしてfacebookを通して海外からの応援メッセージが集められたり、ここ数年の新しいコミュニケーション手段が有効に活用されているのも印象的でした。
(ちなみに、被災地からは離れていますが、実家が関西にあるため、阪神大震災の時には家がかなり揺れたのを記憶しています(震度5くらい)。刻一刻と犠牲者の数が増えていくテレビ画面を見つめていた生々しい記憶が、今回また蘇ってきました。)

リアルタイムで情報が入ってくるとはいえ、実際に東京がどんな様子になっているのかよく分からず、もどかしい気持ちでいっぱいです。LSEでの街頭募金などの活動は一区切りつきましたが、これからも自分にできることを見つけながら、これから長い道のりとなる復興に向けて何か少しでも貢献していきたいです。


震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、行方不明の方がどうか一人でも多く、早く見つかりますように。被災された方に必要な支援が行き渡り、少しでも心穏やかな時が訪れますように。そして外国からの救助隊を含め、現場で活動されている自衛隊、消防など関係者の方々には、心からの感謝をお伝えしたいです。どうか安全に活動されますように、そしてどうか無事に帰還されますように。
スポンサーサイト

テーマ : 海外留学
ジャンル : 学校・教育

コメントの投稿

Secret
(非公開コメント受付中)

コメント

プロフィール

nomuhisa

Author:nomuhisa
2010年8月より2年間、職場からの派遣により、英国に留学。2010年度は、LSEで社会政策(MSc in Social Policy and Planning)の修士課程を専攻。2011年度は、Bristol大学で公共政策(MSc in Public Policy)の修士課程を専攻。
英国の耳寄り情報があればぜひお願いします!

*主要な過去記事一覧は、「アーカイブ」からご覧いただけます。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
リンク
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
FC2カウンター
最新コメント
最新トラックバック
検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。