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ノーベル経済学賞
LSEのクリストファー・ピサリデス教授が、2010年のノーベル経済学賞を受賞したというニュースが飛び込んできました。アメリカのピーター・ダイヤモンド教授(MIT)、デール・モルテンセン教授(ノースウェスタン大学)との共同受賞です。

経済学自体は専門外ですが、受賞のきっかけとなったのが、労働市場に対して経済分析を取り入れ、「労働市場における需給間の摩擦モデル」を構築したこと、とのことで、労働政策の観点からもかなり興味深いです。日本以上に景気悪化による失業問題が深刻化している欧米諸国でも注目を集めるのではないでしょうか。

この理論自体を理解できているわけではないので、ネットやニュースから得た情報のみということになってしまいますが、

◆労働市場では、雇用者・労働者が一堂に会して効率的に契約を結ぶということができず、マッチングに時間と費用がかかる
◆したがって、求人が多い時期であっても、失業率が高くなるということが起こりうる
◆この理論より、政府が失業手当を増やすと、失業率も高くなり、求職期間も長くなるという結論が得られる

という、かなり示唆に富んだコンセプトです。

また、ピサリデス教授の受賞スピーチでも、気になる内容がありました。曰く、「求職期間を長引かせるべきではない。この解決策としては、expensive training(お金をかけた高度な訓練)は必要はなく、職業体験のようなシンプルなもので良い」とのこと。

経済学は敷居が高いですが、もう少し深く勉強してみたい内容です。それにしても、自分が今学んでいる大学でノーベル賞受賞者が出るというのは単純に嬉しいし、知的好奇心を刺激される感じです。ピサリデス教授の受賞記念講演などがあればぜひ行ってみようっと。


↓ リンク先は、LSEのトップページです。今だと左側のニュース欄の一番上に、ピサリデス教授の受賞ニュースへのリンクが貼られているので、ご関心のある方はぜひご覧下さい。

http://www2.lse.ac.uk/home.aspx



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テーマ : 海外留学
ジャンル : 学校・教育

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コメント

No title
ただ教えていたというだけでなく、ずっとLSEにいた生粋のLSE人の授賞ということなので、とても名誉なことだと思います。

僕も経済学は門外漢ですが、おぼろげな理解では、失業手当増が必ず失業率上昇に直結するわけではなく、衰退産業の退出を促さない単純な補助がだめとのインプリケーションだったような…。サーチモデルでも成長産業への配転を促す形の手当増ならプラスだったかと思います(間違ってたらごめんなさい&実際どういう施策か少なくとも僕はイメージできないですが)。

これは実際どうなのかむしろ教えていただければと思うのですが、個人的直観として、失業手当があるから働かなくていいや、と考える人の割合って日本は欧米より少ないようなイメージがあるのですが、どうなんでしょうか?(そうだとすると経済学のインプリケーションが弱まりますよね)
コメントありがとうございます!
>よしさん
感覚的には、失業手当を闇雲に増やすだけでは、求職期間が延びるだけという気がしますね。職業的には労働者保護の観点に立ってしまうのですが、産業政策とのリンクというのはキーポイントだと思います。し、そういう施策も少し関わっていましたが、職業適性という要素も踏まえると、単純な数の論理だけでは予測がつかないところですね。

そのものずばりのデータはなさそうな気がしますが、雇用体系の違いなどから、"失業状態"に対する感覚は日本と欧米で違うと思います。失業率もかなり差がありますし。まあ、どこの国にも、手当に安住する人は一定割合いるでしょうけどね…。

と、この間直接お話したことの繰り返しになってしまうのですが(笑)、お誕生日祝いも兼ねてお返事させていただきました^^
そういえば
受賞の翌日くらいに、ピサリデス教授をキャンパスで見かけたような。。あまりにも普通に歩いていたので、もしかしたら別人かもしれませんが。
管理人のみ閲覧できます
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コメントありがとうございます!
>Aさん
お久しぶりです!ブログ見てくれてありがとうv-266
連絡先、お伝えできるようにするね。
また時間のある時にブログのぞいてもらえると嬉しいです☆
プロフィール

nomuhisa

Author:nomuhisa
2010年8月より2年間、職場からの派遣により、英国に留学。2010年度は、LSEで社会政策(MSc in Social Policy and Planning)の修士課程を専攻。2011年度は、Bristol大学で公共政策(MSc in Public Policy)の修士課程を専攻。
英国の耳寄り情報があればぜひお願いします!

*主要な過去記事一覧は、「アーカイブ」からご覧いただけます。

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