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被災地での医療活動報告
先日ご紹介したHunter教授のレクチャーに続き、震災関係の講演会に参加する機会があったので、そのご報告です。

その時の記事にも少し書いていましたが、被災地での医療に携わられた医師の方による、現地の医療活動の報告会があり、報道では伝わってこない現状など非常に示唆に富んだお話を伺うことができました。
震災直後には、DMAT(阪神・淡路大震災後に発足した、災害発生直後の緊急医療支援のための各県の医療チーム)の一員として被災地入りされ、いったん地元に戻られた後、再び県の医療支援チームとして被災地に赴かれています。

特に印象的だったのが、阪神大震災(都市型)とは異なって、今回は被災地が地方都市や人口の少ない地域に、しかも広域に渡って分散しており、医療体制の整備状況や医療ニーズ(もちろんライフラインの復活状況や、必要物資なども含め)が各地で違うため、現地のニーズをまず見極めることが重要、という点でした。DMATのような急性期医療の支援は、災害直後の数日の間に求められているものであり、一定の時間が経過した後は、短期間のみの単発的な活動だと、状況説明などでかえって現地側に負担がかかる可能性もあるそうです。

阪神大震災後の災害医療の進展ぶり(DMATの発足や各都道府県の災害拠点病院の整備、トリアージの導入など)は目覚ましいものがあったと思いますが、これまでの事例に捕らわれることなく、現地のニーズに合わせて柔軟に支援を行っていく姿勢が重要だと痛感させられました。何よりも、震災から一ヶ月以上が経った今、少しでも多くのエリアで医療体制が整備され、必要な医療へのアクセスが確保されていることを願っています。

報告会のより詳細な議事録メモを作成していますので、ご関心のある方は、コメント欄(必ず本文中)に連絡先を入れてSecret欄にチェックを入れて送信していただければ、追ってこちらから連絡します。(基本的には、直接の知り合いの方に限定させていただきます。なお、議事録は講師ご本人の確認もいただいており、また配布についても許可をいただいています。)


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震災直後には、LSEを含めた各大学では"We are with Japan"という名称で支援活動を行ってきましたが、アメリカ等の他の各国とも連携した中長期的な取組に向けて、英国在住の学生で"Action for Japan UK"という形で新たにネットワークを立ち上げ、経済的及び精神的な支援のための様々な活動を始めているところです。

外国でも支援活動が活発に行われていることを、被災地をはじめ日本の皆さんに知っていただけることで、少しでも励みになったらこの上ない喜びですし、メッセージの発信というようなことの他にも、引き続きの募金活動や観光キャンペーンなどで、実質的な支援に結びつくような活動で貢献できたらという思いで取り組んでいます。
私自身としても、試験が近付いてきており、勉強に励むのはもちろんのことですが、こうした活動にも少しでも関わっていけたらと思っています。

※Action for Japan UKのページが立ち上がりました。よかったらご覧下さい。→ http://actionforjapan-uk.net/


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今年は今月24日(日)が復活祭(イースター)で、カレンダー上は金~月がイースター休暇の4連休になっています。キリスト教徒にとっては、クリスマスと同様に大切な日で、教会に行ったり家族で食事をしたりするのが通例のようです。が、クリスマスのようなイルミネーションがあるわけでもなく、季節柄かそんなに厳かな気持ちになることもなく、個人的には通常の週末と感覚はあまり変わりませんでした…。でも、クリスマスの頃のように、大学の図書館が休館になったり、スーパーなどのお店が軒並み閉まったりと、やはり特別な期間であることには変わりないようです。この日に向けて、色とりどりに装飾されたイースターエッグがお店に並んでいるのを見ると、気分が華やいで良かったです。

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テーマ : 海外留学
ジャンル : 学校・教育

Hunter教授によるレクチャー
先日、LSEの日本経済史が専門のJanet Hunter教授の講演を聴く機会がありました。過去の大震災(関東大震災・阪神淡路大震災)と今回の東日本大震災を比較しながら、震災が日本経済に与える影響について分析を行うというもの。

Hunter教授は、前にご紹介したLSEの支援活動の一環として開催した啓蒙イベントでも講演していただいており、その時に来ていた日経新聞の記者が行ったインタビュー内容が記事にもなっています。

今回のお話も、基本的に前回と同じトーンで、基本的にはポジティブな見方(過去の震災を踏まえた対応を行っている、復興のための資金は巨額に上るが、それを賄うだけの財政基盤があるetc)をされていました。GDPに与える影響は3-5%、ただしこれは原発関係による損失を除いた額であり、また過去の大震災時とは比較にならないほどグローバル化が進んだ今日において、最終的に日本及び世界経済にどのような影響を及ぼすかは、現時点では予測が困難とのことでした。

ご関心のある方は、レクチャーのスライドを共有させていただくことが可能ですので、コメント欄(必ず本文中)に連絡先を入れてSecret欄にチェックを入れて送信していただければ、追ってこちらから連絡します。(基本的には、直接知っている方に限定させていただきます。)
なお、この講演会では、今回の被災地での災害医療に携わられ、その後渡英された医者の方に少しお話を伺うことができました。もしかしたら近日中に再度お話を聞ける機会があるかもしれないので、その場合はまた内容をご報告します。


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学期が終わって約一ヶ月のイースター休暇に入りましたが、休暇中のミッションは、2,000語のエッセイ(評価対象となるエッセイ)が一本、あとはいよいよ6月に迫ってきた試験勉強に本格的に取りかかることになります。少し旅行に行ったりするほかは、基本的に勉強漬け!?の日々になりそうです。

そんな日々の前に、日本から職場でお世話になった方が旅行で来て下さったので、普段はなかなか行く機会がないような観光名所にご一緒したりして、学期終了後の良い気分転換ができました。その方も、日本が大変な状況の中で渡英を決行するかどうか直前まで悩まれたそうですが、思いきって来て良かったと言って下さいました。

被災地以外でも、自粛ムードで街に活気がなくなったと聞いていますが、復興への長い道のりに向けた活力を養うため、積極的にリフレッシュの機会を見つけることも大切ではないかと思います。どうか皆さん自分の中に色々とため込みすぎませんように。そして、東北地方にも間もなく訪れる暖かい春が、少しでも被災地の皆さんの心を照らしてくれるように願っています。


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白亜の断崖と青い空、青い海、緑の野原のコントラストが美しいセブン・シスターズ


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リゾート的な港町・ブライトン

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LSEでの支援活動
震災発生から一週間が経過し、徐々に被害状況が明らかになってきて、被災地の凄惨な姿に呆然とするとともに、今週は特に原発問題が海外でも大きな注目を集めており、刻一刻と伝えられる報道から目が離せませんでした。

1000年に一度とも言われる大災害による国家の非常事態に、遠い海外にいてニュースで状況を見ているしかないのが何とも歯がゆく、そんな思いを抱えた留学生達が集まって、様々な支援活動の輪が広がった一週間でもありました。LSEにも多くの日本人が留学していることから、Japan Society(大学公認のサークル)と連携しながら、以下のように比較的早期から活発に活動が始まりました。


*14日(月):折り鶴ワークショップ
翌日からの街頭募金に先立ち、募金してくれた人にお礼として配る折り鶴を作るイベントを開催。折り鶴に込められた意味を説明しながら、来てくれた外国人と一緒に鶴を折りました。ほとんど周知期間がなかったにも関わらず、キャンパス内外から250人以上もの人が集まってくれて、驚くほどの大盛況ぶり。facebookの威力を実感しました。多くの外国人が、慣れない手付きで被災地の方への思いを込めて鶴を折ってくれる姿に、心からの「ありがとう」を伝えたかったです。イベントの様子はネットニュースにも流れました。

*15日(火)~18日(金):街頭募金
大学内のメインストリートにブースを設置。多くの学生が足を止めてくれて、被災地の状況を気遣ってくれたり、力強い激励の言葉をかけてくれたりして、その優しさが非常に嬉しいとともに、今回の震災に対する注目度の高さを改めて実感しました。折り鶴ワークショップで作ってもらった折り鶴を、赤い羽根募金のように募金してくれた人の胸につけさせてもらったのですが、これがかなり好感触で、「とてもきれいね」と喜んでもらえたので良かったです。街頭募金の様子はBBCで報道されました。

*17日(木):啓蒙イベント
海外では原発のことばかりに注目されていて、被災地の本当の姿がなかなか伝わらない、そもそも地震のない英国では、地震や津波がどのようなものかのイメージも掴みにくいということで、日本の過去の地震の経験や、今回の被災地の写真や報道されない様々なエピソードを伝えるという趣旨のイベントを開催しました。プログラムは、①LSEの英国人教授(日本の近代経済史が専門)による、関東大震災や阪神淡路大震災後の経済復興についてのレクチャー、②阪神大震災の被災者(LSE留学生)による体験談、③今回の震災の被災地の写真や様々なエピソード集、という3部構成。周知期間が短かったにも関わらず、100人くらい集まってくれたのではないでしょうか。終了後に緑茶と日本のお菓子(カステラ)をふるまったのですが、これも好評でした。

ちなみに、この一週間の活動をまとめた映像が、こちらからご覧いただけます。
(みんなが着ているハッピは、大使館のご厚意で借りたものですが、こんな時にハッピとは不謹慎ではないかというご批判の向きもあると思います。ただ、当たり前ながらみんなお祭り気分などで活動しているわけではないですし、ユニフォーム的な物を着て、外の人から分かりやすくする、ブースで目立ちやすくする、さらには私達の団結力を高めるという意味で、かなり効果は高かったと個人的には感じています。)


こうした活動の他にも、「海外からも日本のことを応援しているよ」というメッセージを伝えたいとの思いから、facebookに'We are with Japan'というページを設け、日本人・外国人を問わず多くの方にメッセージを書き込んでもらっています。さらに、twitterのハッシュタグ(#WeAreWithJapan)からも書き込みが可能となっているので、facebookやtwitterのアカウントをお持ちの方は、ぜひ被災地の方への応援メッセージを残していただければと思います。

募金による金銭的な支援のみならず、海外での活動ぶりが、被災地の方、また落ち着かない日々を過ごしている被災地以外の日本全国の方々にとって少しでも励みになればとの思いがあるのですが、こちらでの活動を広くお伝えするには、やはりメディアで報道されることが効果的であることから、多くのマスコミに働きかけたところ、上記のとおりメディアでの露出度もかなり高くなりました。(リンクを貼った以外にも日本・英国内でいくつかメディアに取り上げてもらっています)。メディアをうまく活用するという点からも、今回の活動は参考になりました。

海外の留学生による支援活動は、他の各大学でも様々に企画されており、英国内のみならずアメリカなどの大学も含めたメーリングリストが立ち上がって活発に情報交換が行われるなど、支援活動の輪は大きく広がりつつあります。国の一大事を受けての驚くほどの団結力の強さに、日本の底力を感じました。


阪神淡路大震災の時には、まだネットもメールも携帯も現在のようには普及しておらず、ひたすらテレビと新聞で情報を追っていた記憶があるのですが、あれからたった16年で、海外にいてもリアルタイムでほぼ全ての情報が入ってくるようになり、時代の移り変わりを感じています。地震で携帯や固定電話が通じにくくなる中で、twitterを通して必要な救援物資などの情報が伝えられたり、こうしてfacebookを通して海外からの応援メッセージが集められたり、ここ数年の新しいコミュニケーション手段が有効に活用されているのも印象的でした。
(ちなみに、被災地からは離れていますが、実家が関西にあるため、阪神大震災の時には家がかなり揺れたのを記憶しています(震度5くらい)。刻一刻と犠牲者の数が増えていくテレビ画面を見つめていた生々しい記憶が、今回また蘇ってきました。)

リアルタイムで情報が入ってくるとはいえ、実際に東京がどんな様子になっているのかよく分からず、もどかしい気持ちでいっぱいです。LSEでの街頭募金などの活動は一区切りつきましたが、これからも自分にできることを見つけながら、これから長い道のりとなる復興に向けて何か少しでも貢献していきたいです。


震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、行方不明の方がどうか一人でも多く、早く見つかりますように。被災された方に必要な支援が行き渡り、少しでも心穏やかな時が訪れますように。そして外国からの救助隊を含め、現場で活動されている自衛隊、消防など関係者の方々には、心からの感謝をお伝えしたいです。どうか安全に活動されますように、そしてどうか無事に帰還されますように。

テーマ : 海外留学
ジャンル : 学校・教育

東北地方太平洋沖地震
今日は、日本からのショッキングなニュースが流れてきて、何も手につかずにNHKの中継に釘付けになって一日過ごしていました。
家族と何人かの友達の無事は確認できたのですが、ニュースを見ていると、余震も絶え間なく続いているし、津波や火災などの二次災害、三次災害による被害も拡大しているようなので、心配でいても立ってもいられない気分です。先日のニュージーランドの大地震に続いて、まさか日本でこんな大災害が起こるとは…。

BBCでも大々的に報道されており、外国人の友達から続々と「日本のご家族やお友達は大丈夫?」と安否を気遣う連絡が入ってきました。大学の学生サービスセンターからも、(おそらく全学生向けの)遺憾の意を込めたメッセージとカウンセリングや学費支払いなどのサポートに関するメールが来ており、世界でも稀に見る規模の大災害に対して大きな関心が寄せられています。

夜が明ければ被害状況もより一層明らかになってくると思いますが、被害が少しでも少ないことを願うばかりです。そしてこのサイトを見て下さっている皆様のご家族・ご友人の方々が無事でいらっしゃることを、心からお祈りしています。

被災地の惨状を見ると胸が痛みますが、どうか一日でも早く復興して穏やかな生活が戻りますように。

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プロフィール

nomuhisa

Author:nomuhisa
2010年8月より2年間、職場からの派遣により、英国に留学。2010年度は、LSEで社会政策(MSc in Social Policy and Planning)の修士課程を専攻。2011年度は、Bristol大学で公共政策(MSc in Public Policy)の修士課程を専攻。
英国の耳寄り情報があればぜひお願いします!

*主要な過去記事一覧は、「アーカイブ」からご覧いただけます。

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